40: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:03:23.51 ID:RS4SDFXO0
久美子「新田巡査の通信機器は見つかっていない。あと、なかったのは……そうそう、手錠が見つかっていない」
真奈美「手錠か。拳銃は倉庫に、警棒は屋上に」
のあ「身体を拘束するもの、もう1人いそうね」
まゆ「もう1人……ですか」
のあ「何らかの事件の容疑者。例えば……拉致監禁事件とか」
楓「調査する必要がありそうですね」
のあ「留美は、古澤頼子が現れたから、新田巡査の遺体発見場所と時間を変えた」
久美子「自分の犯行と分からせるため?いや、それにしてはおかしいような」
真奈美「目的は、なんだ?」
まゆ「留美さんの……目的」
楓「のあさん、留美さんは電話で何か仰っていましたか」
のあ「古澤頼子を、追っている。場所の意味を入れ替えた」
真奈美「新田巡査の遺体が見つかった場所、じゃない」
のあ「ええ。本当は、古澤頼子が街頭ビジョンを操作した場所」
まゆ「消したかったのは……」
のあ「古澤頼子を追跡させるための証拠」
楓「自分以外の情報秘匿と」
のあ「警察と私達の足止め」
久美子「ヘレンが憤っていた理由がわかったわ」
のあ「1人でケリをつけるつもりなのね、留美は」
真奈美「単独でどうやって探す?」
久美子「ヘレンが部下を何人か連れても見つからなくて」
まゆ「のあさんが悩んでも……見つからないのに」
のあ「留美が勝算もなく動きはしないわ」
楓「事件の核心に迫るには、犯人の立場で考えること」
のあ「留美についての資料もあるのよね」
久美子「ええ、たくさん」
のあ「確認しましょう」
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