阿良々木暦「僕がひたぎさんを嫌う未来なんてない」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:24:48.04 ID:Gzf81c1XO
5分経過。

「暦。油断は禁物よ」
「っ……!?」

ぎゅるるるるるるるるるるるるるるぅ〜っ!

「ぐあっ!?」

危なかった。今のはダメかと思ったぜ。
一瞬の気の緩みが命取りとなる。
ちょっと良い雰囲気だったのに台無しだ。
糞囲気になどしてたまるものか。

「5分経ったわ、暦。おめでとう」
「そ、そうか……じゃあ、僕はトイレに……」
「ええ。行ってらっしゃい」

苦難を乗り越えた僕を労うひたぎさん。
トイレに向かう僕を見送ってくれた。
しかしそこでふと、違和感を覚えた。
僕は今、限界寸前である。なのに、彼女は。
戦場ヶ原ひたぎは、平気なのだろうか。

「なあ、ひたぎさん」
「なによ、早くしないと漏れるわよ」
「それはお前も同じじゃないのか?」

戦場ヶ原ひたぎは僕より前に浣腸していた。
僕に付き合ってずっと我慢していたらしい。
ならば、彼女のほうが危機的状況なのでは。


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