阿良々木暦「僕がひたぎさんを嫌う未来なんてない」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/16(土) 23:32:19.47 ID:Gzf81c1XO
「聞いて、暦」
「……わかった。聞くよ」
「私、漏らしてしまったわ」
やはり。滴っていたのは、便だったらしい。
「へーそうか。それがどうかしたのか?」
「軽蔑したでしょう」
「軽蔑なんか、するもんか」
ただ少し悲しい。僕は彼女を救えなかった。
「廊下を汚してしまって、ごめんなさい」
「いいから、謝るなよ。らしくないぜ?」
「でも、彼氏の家を汚すなんて、最低だわ」
「ひたぎさんは最高の彼女だよ」
僕には勿体ないくらい、よく出来た彼女だ。
「ひたぎさん、僕の耳を噛んでくれ」
「……嫌」
「もうそれしか道はないんだ」
「嫌よ! 道連れなんて、そんなの……」
「勘違いするなよ。たまたま道が一緒だっただけだ。そしてそれが運命だと、僕は思う」
これが運命であり、『ウン命』なのだろう。
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