105: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:20:10.71 ID:5z9OpdEU0
――それは、少女が破壊されていく映像。
ノコギリで足を切断され、鉈で手を叩き潰され、ペンチで歯をへし折られていく。
――悲鳴。
106: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:21:15.30 ID:5z9OpdEU0
「この『女優』で間違いないだろ?ヒヒ…。名演だろ…今でも忘れられねえや…」
男が――オソメ・ブラザーズの狂一が、夢見ごこちでモニターに向かって語り掛ける。
半開きの口をぎこちなく動かすその様子は、明らかに薬物の影響であった。
107: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:22:16.18 ID:5z9OpdEU0
再生画面を閉じた狂一が振り向く。
まりは両耳を塞ぎ、震えながらしゃがみ込んでいた。
「なんだあ…刺激が強かったか…?でもあんたの方は問題なさそうだな…ヒヒッ…」
108: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:24:14.54 ID:5z9OpdEU0
――その右手が、手首から切断された。
109: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:25:35.22 ID:5z9OpdEU0
「…は?」
「酔い覚ましだ。少し飲みすぎているようだったからな」
「はひーっ!」
110: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:27:34.47 ID:5z9OpdEU0
「うぎゃあああああああ!!!」
「少し効きが弱かったか?ヤ○中には強めの刺激が必要ということだな」
もんどり打って床に転げ落ちた狂一に、紅がゆっくりと近づいていく。
111: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:28:51.33 ID:5z9OpdEU0
「私もこういったやり方は好きではなかったのだがな…貴様の素晴らしいビデオのおかげで興味が湧いた」
「ひっ…」
「“この後俺と付き合わないか”さっきはそう言おうとしたのか?」
112: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:29:38.18 ID:5z9OpdEU0
バーンッ!
その時、倉庫のドアから別の男が駆け込んできた。
「兄貴!どうした!?」
113: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:31:16.16 ID:5z9OpdEU0
「狂二っ!対魔忍だっ!殺せっ!ぶっ殺せっ!!」
狂一が吠える。
「兄貴から離れろおっ!」
114: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:32:15.07 ID:5z9OpdEU0
「まり!やるぞ!一気に片づける!」
まだうずくまったままのまりに向けて紅が叫んだ。
「君は対魔忍だろう!?立て!魔を討て!それが君の役目だ!」
115: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:33:30.64 ID:5z9OpdEU0
「絶技・旋風陣!」
ゴオオオオオオォォオオオオオ――!!
紅の刃が生んだ風が岩を砕き、鋭利な礫を含んだ暴風となってオソメ・ブラザーズに襲い掛かる。
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