高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「今日も、私とあなたとの時間を」
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91:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:00:25.62 ID:WDIZ97tn0
<くそぅ……! 分かってはいたけどやっぱりキツイ……! しかも最近また太ったでしょコイツ! ぐんぬぬぬ……!


加蓮「目が覚めるまで待てばいいのに……」

以下略 AAS



92:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:00:56.97 ID:WDIZ97tn0
――おしゃれなカフェ――

加蓮「はい。コーヒー。それから店員さんからのメッセージ。頑張ってください、だってさ」

藍子「ありがとう、加蓮ちゃん。店員さんも……。これが終わったら、いっぱいお礼を言いたいな……」
以下略 AAS



93:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:01:55.73 ID:WDIZ97tn0
こころなしか、カフェ全体が静かな雰囲気になりました。
キッチンの方からも、皿や水の音、調理の音が聞こえなくなってきて……。
店員さんが、カウンターの向こうでゆっくりしています。

なんとなく、何もしない時間をみんなで共有しているみたい。
以下略 AAS



94:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:02:26.22 ID:WDIZ97tn0
藍子「……」

加蓮「藍子?」

藍子「……こうして、1日のことを思い出しながら書いていくと……私の周りには、色んな人がいるんだなぁって、改めて思ったんです」
以下略 AAS



95:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:02:55.86 ID:WDIZ97tn0
加蓮ちゃんが、メニューに手を伸ばそうとして、途中で引っ込めてしまいます。
「何か、飲みますか?」
「ううん、いい。そういう気分じゃない」
それからはずっと、机の真ん中の辺りを、ずっと見つめてばかり。

以下略 AAS



96:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:03:25.60 ID:WDIZ97tn0
加蓮「でも、いいんじゃない? 今更の話を何度したって。そこにある大事な物を、意地を張って見落としたり、捨てちゃったりするよりは、ずっと」

藍子「……加蓮ちゃん」

加蓮「私が聞いてあげる。……ほら、答え合わせ。何回やったっていいんだよ」
以下略 AAS



97:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:03:55.71 ID:WDIZ97tn0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……」
以下略 AAS



98:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:04:25.67 ID:WDIZ97tn0
「何が不安なんだろうね、私」

加蓮ちゃんが、ぽつりと呟きました。

「アイドルとしてこんなに輝けて……夢だって叶って。ううん、やりたいことがどんどんできてさ。みんなも私のこと、見てくれて……それなのに、なんで不安なんだろうね」
以下略 AAS



99:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:04:55.57 ID:WDIZ97tn0
藍子「……」

藍子「…………」

藍子「…………………………」


100:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 19:05:26.45 ID:WDIZ97tn0
けれどその顔は、私が見たい顔ではありませんでした。

「ときどき、現実がぜんぶ嘘になってしまうような……そんな予感がして、ずっと拭えないの。ある時一瞬にして全部が終わっちゃうんじゃないかって」

ちいさな女の子が、お母さんとはぐれてしまって、探しているような顔。
以下略 AAS



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