高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「今日も、私とあなたとの時間を」
↓
1-
覧
板
20
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:25:26.53 ID:WDIZ97tn0
加蓮「…………」
藍子「『加蓮ちゃんが来るまでは、あと10分くらいかな? 私は――』……? 加蓮ちゃん?」
加蓮「……ねぇ、藍子?」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:25:55.88 ID:WDIZ97tn0
加蓮「お腹は鳴ったの? 涎を垂らしたりはした? 唾を飲み込んだりしてない?」
藍子「ちょっ」
加蓮「藍子1人に任せてずんずん書いてるとそーいう都合の悪い所をすぐ飛ばすんだから! で、どうなの。ほら、素直に言いなさい?」
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:26:26.02 ID:WDIZ97tn0
加蓮ちゃんが来るまでは、あと10分くらいかな?
スマートフォンを確認してみたら、ちょうど、加蓮ちゃんからのメッセージが来ていました。
『少しおくれる』だそうです。急いで打ったのかな。スタンプやデコ文字もありません。
大丈夫。ゆっくり来ていいですよ。
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:26:56.03 ID:WDIZ97tn0
加蓮「だってさ……」
藍子「だって?」
加蓮「……私、なんかまだ、こう……そういう所があるっていうのかな……」
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:27:25.42 ID:WDIZ97tn0
そうそう。加蓮ちゃんって、ああ見えてすっごく真面目さんなんです。
周りの人にはなかなか見せませんけれど、レッスンの時は、誰よりもいっぱい頑張っていて。
いつもは周りの人をちょっと困らせたりもしますけれど、本当に困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べてあげるんです。
あとは……他のアイドルのみなさんに聞いても、見習いたい、お手本にしたい、という声が、いっぱいあって♪
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:27:56.13 ID:WDIZ97tn0
加蓮「ただいまー。はい、店員さんからの差し入れ。ミルクココア、もらってきたよ」
藍子「おかえりなさい、加蓮ちゃん。差し入れなんて……。ちゃんとした注文でよかったのに」
加蓮「ま、1杯くらいはいいんじゃない? 次からは注文ってことで」
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:28:25.61 ID:WDIZ97tn0
定食を注文しようと思ったんですけれど、加蓮ちゃんが急いで来るって言うなら、もしかして、走って疲れちゃうかも? って思ったので――
注文は、食べやすいサンドイッチで♪
店員さんを呼んでみたんですけれど、ちょうど手が離せない時だったみたいで。来るのを待っている間に、ふと、窓際の小物が気になりました。
だるまの置物が、少しだけ傾いてる……。起こしてあげたいな。でも、勝手に触ったら駄目だよね。
以下略
AAS
32
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:28:55.89 ID:WDIZ97tn0
藍子「……やっぱり、こういうのってぜんぶ書かないといけませんか?」
加蓮「ん? うん、もちろん」
藍子「うぅ。当たり前、って顔〜」
以下略
AAS
33
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:29:25.39 ID:WDIZ97tn0
店員さんは、なんだかお話したくてうずうずしている感じでした。でも、右足の後ろ側がせわしなく動いていて、やっぱり忙しいのかな? って思っちゃいます。
サンドイッチを注文してから、「私でよければ、あとで聞きますよ」って言ってみました。
すると店員さんはすごく嬉しそうにして、でも、すぐにいつもの、きりっ、とした顔に戻って伝票に注文を書き込んでから、キッチンの方へと帰っていきました。
置いてくれたお水を少しだけ飲んで、窓から外を見上げます。
以下略
AAS
34
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:29:56.63 ID:WDIZ97tn0
加蓮「……にしても、それって才能だと思うんだよね」
藍子「才能ですか?」
加蓮「いや、才能って言うとムカつくから藍子の能力――能力って言うとなんかファンタジーっぽい気がするなぁ。ほら、特殊能力的な?」
以下略
AAS
35
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/05/10(日) 18:30:25.90 ID:WDIZ97tn0
ずうっと悩んでいるうちに、加蓮ちゃんがやってきました。髪をひとまとめにして、ふりふりって揺らしながら♪
私と目があって、「やっほー」って片手を挙げてくれます。
他のお客さんが、ちらり、と加蓮ちゃんのことを見ました。ひょっとして、気付かれた? でも声をかけられていないからセーフですよねっ。
荷物を席の隅に置いて座った加蓮ちゃんに、私は言いました。
115Res/81.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「今日も、私とあなたとの時間を」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1589102001/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice