周子「だから、あたしが逢いに往く」
1- 20
1:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:35:09.62 ID:XnGtX3Tv0
幼女の紗枝はんが妖の周子に出会う話。
僕の考える生存本能ヴァルキュリアのエピソード0です。
ほかの子もちらほら出ますがアインフェリアは一人も出ません。
日本に酷似したファンタジーな国が舞台だから術とかお札とか出ます。



SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:37:38.82 ID:XnGtX3Tv0
 怖いくらいに鮮やかな、夕焼けだった。

 夕日が少女を照らし出すも、鮮やかな光とは裏腹にその顔は俯き陰っていた。
 腰まであろう程の長く艶やかな髪、裕福で高貴な家柄が覗える衣、
 慣れ親しんだこの神社の階段に少女が独り、膝を抱えて座り込んでからもう数刻は経っただろうか。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:40:22.13 ID:XnGtX3Tv0
 先日、その日分の座学が終わった後に家の書庫に忍び込んだ時だった。
 国の中枢とまではいかないにしても近い地位にある家のせいかその蔵書量もなかなかのものであり、辺境の民家よりも下手をすれば大きい程の書庫にずらりと並ぶ書物の林は、まだ幼い紗枝でなくても圧倒されることだろう。
 当然、紗枝の興味をひかないはずがなかった。
 元々座学は嫌いではなかったし、むしろ今は好奇心真っ盛り。
 未知の世界が具現化したかのようなそこで手当たり次第に読み漁った。
以下略 AAS



58Res/98.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice