俺は愚かな男だった
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7:名無しNIPPER
2020/05/03(日) 10:19:29.57 ID:L+SJ2wp0O
林田さんはいじめられていた。

美人でモテるから、同性の嫉妬をかっていたらしい。

「尾関くん、ペンかしてくれない?」

「いいですよ。筆箱忘れたんですか?」

「ううん、昼休みになくなってた」

このやり取りを三度繰り返したあたりで、どうやら隠されているらしいということに気がついた。

人の男を奪ったことはない、というのは本人の談だが、勝手に人の彼氏が林田さんを好きになっていることはままあることだそうだ。

「二年にもいるもん、林田さんファンと、林田さんを妬んでる女子」

そう話す西口さんは何だか楽しそうで、この人はこの人で掴めない人だな。

「美人も大変なんですね」

「そうそう、大変なんだよ」

別にあんたのことを言ってない、とは指摘できなかった。林田さんといるから薄れてしまうが、この人はこの人で美人なのである。

茶色に染めたミディアムボブで、快活な雰囲気を醸し出している。端的に言えば、ギャルっぽい。

「あれ? 否定しないの?」

「否定できないのが悔しいっす」

「素直な後輩は嫌いじゃないよ」

ニヤニヤしながら俺の顔を覗く西口さん。くっそ、否定してやればよかった。


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