武内P「まゆのお悩み相談室?」まゆ「はぁい」
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13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/05/01(金) 06:58:56.05 ID:yo4ZRVm4O
武内P「注意しようとしたら、なぜか私の方が説教されていました」

まゆ「」

武内P「まあ特に実害は無いので、このままでもいいかと考えていたのですが……」

まゆ「同性愛者という誤った噂をたてられている時点で、実害は出ていると思いますけど……何かあったのですか?」

武内P「その……噂を真に受けたのか、妙な行動をとる人が出てきたのです」

まゆ「え!?」

武内P「トイレで用を足していると、他のところが空いているのに私の背後に立ち、無言で見つめてきたり――」

まゆ「」

武内P「更衣室で着替えているとチラチラ……いえ、ジーッと私を見てくるのです。そして私が薄着の状態になると、話しかけてきて不自然なまでにボディタッチを――」

まゆ「」

武内P「また更衣室に置いていた使用済みのワイシャツが無くなったかと思うと、数日後にはクリーニングがされた状態で元の場所に戻してあるんです」

まゆ(あ、それは凛ちゃんです)

武内P「誰かに相談しようとも考えたのですが、男が男にセクハラをされているなど笑われてしまいそうで……」

まゆ「そんなことはありません。セクハラが怖いのは男性であっても同じなんですから、それを笑うのはセクハラする人と同類です」

武内P「佐久間さん……ありがとうございます」

まゆ「ふふ。しかし……その変態さんへの対処も必要ですが、噂の方も何とかしなければ第二、第三の変態さんが現れかねませんね」

武内P「確かに。噂を流しているのは大西さんなので、ほとんどの人は察してくれているのですが、中には真に受ける人もいるようです」

まゆ「やはりここは、CPのプロデューサーさんが女性とお付き合いするのが一番効果的です」

武内P「そうかもしれませんが……相手がいないのです」

まゆ「まゆにはそうは見えませんよ。例えば、美嘉ちゃんとか♪」

武内P「あの……なぜそこで未成年、それも以前担当していたアイドルの名前をあげるのですか?」

まゆ「前々から二人の相性は良さそうだなあ、と思ってたのでつい。それに強面(こわもて)で口数が少ないけど真面目な男性と、見た目は派手だけど相手への思いやりにあふれた少女の組み合わせは、まゆじゃなくても心が惹かれると思います♪」

武内P「その……私では城ヶ崎さんに釣り合いません」

まゆ「う〜ん」

武内P「佐久間さん?」

まゆ(この反応は、深く考えたら後戻りできなくなるから、思考を中断するのに慣れた反応――まゆのプロデューサーさんで見慣れた反応です)

まゆ(つまり脈あり、ということです)

まゆ「ゴホン。では話を戻しましょうか。CPのプロデューサーさんは好きな女性はいますか?」

武内P「残念ながらいません」

まゆ「では好みの女性は?」

武内P「そうですね……笑顔がステキな女性でしょうか」

まゆ「それはつまり、これまでプロデュースしてきたアイドルの誰かとお付き合いしたいという……?」

武内P「違います」

まゆ「ではこういった女性とは付き合えない、というものはありますか」

武内P「アイド――」

まゆ「え?」

武内P「……アイド――」

まゆ「聞こえません」

武内P「……人の努力を笑う人は無理です」

まゆ「なるほど、わかりました」ニッコリ


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