7:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 21:23:07.30 ID:e0wnwU/00
「何ですか、このふざけた落書きは!!」
「えっ」
「この落書きは亜美なのですね」
「違うっしょ、落書きじゃなくてデザインだよお姫ちん」
「亜美、あなたは『りすと』入りです!!」
「なんでええええ」
またまた頭を抱えてうずくまる亜美を、そして、めっ、と後出しで注意するあずささんを横目に、貴音はまた大袈裟に腕を動かしてさらさらと書き込んでいく。『お姫ちんのリスト♡』の文字の奥に見える険しい貴音の顔があんまりにも不釣り合いなものだから、これまた笑いそうになるそれを我慢するのだけれど、その顔を見てなのか一連の流れを見てなのかは分からないがそのまた貴音の奥で真がお腹を抱えて笑っていた。
「真、あなたも『りすと』入りです!!」
ああああ、と頭を抱える真は同じくうずくまりつつも笑い続けたものだから、その後顔を上げた拍子にほっぺたをつねられてじたばたした後に笑い疲れなのか何なのか、ぐったりとしていた。
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