貴音「ざ・りすと・おぶ・四条」
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8:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 21:24:03.85 ID:e0wnwU/00
「響、『りすと』を見ていてください」

貴音はお花摘みに行くようでテーブルの上に『リスト』を置いていって行く訳だが、それを手にぺらぺらと捲りながら今日のものや過去の『リスト』入り事由を眺めていたのであるが、これまた今日は誰かが側に来る日なのか何なのか、美希がぬっと横から顔を出して、それ貸してと『リスト』を手に取って物置部屋へと消えていった。

そうして貴音は帰って来た訳なのだけれど、来るなりあの『リスト』が無いものだから、そわそわとテーブルの下を見たりソファーの裏を探した後に、疑念たっぷりに顔を歪めて自分に詰め寄るのである。

「響、見ていてくださいと申したはずです」

「自分の力不足というか何というか」

「言い訳は無用、響は後で『りすと』入りです」

本日二度目のそれを宣告され、あずささんに嘲笑されたのも束の間、物置部屋の扉をばん、と開けた美希がこちら、もとい貴音を指差してこちらへ物申すのであった。勿論の事、『リスト』を片手にしながら。


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