64:名無しNIPPER[saga]
2020/04/29(水) 15:57:45.32 ID:SPkljqcV0
『エヴリデイ、どんなときもキュートハート、持ってたい』
手も脚もしっかり伸びています。
表情は自然に笑みが浮かんでしまいます。
振り付けだって練習通りのバッチリ満点です。
でも加蓮は、自分がいま何をしているのか、よく分かりませんでした。
みんなが一節ずつ唄い上げる度、胸の鼓動が一段と早鐘を打って。
『お願い! シンデレラ――』
あぁ。
わざわざ鐘を打つなんて、シンデレラらしくもない。
胸の内の呟きへ、加蓮はその上から手を当てました。
「――夢は夢で終われない!」
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