もしもし、そこの加蓮さん。
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43:名無しNIPPER[saga]
2020/04/28(火) 22:25:04.53 ID:kH44I3Ym0

ちょっと悔しいな、と美嘉の脚を揉むフリをしながらくすぐっていると、
待っていた迎えがようやく到着したようです。

 「お疲れ様です、皆さん。帰るよ加蓮」

 「あ、棚だ」

 「棚……?」

卯月が吹き出しました。

口元を抑えながらぷるぷると震える彼女と、
明後日の方を向きながら口笛を奏でる加蓮と、
やめてやめ加蓮やめ、とのたうち回る美嘉を、彼は首を傾げながら見比べるのでした。


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