279:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 22:59:08.75 ID:7gnP6kF90
『実は私ね、昔はけっこう身体が弱かったんだ。
確か一回だけラジオで喋った覚えがあるから、中には知ってる人も居るのかな』
『知ってる方はかなりのファンですね』
『ふふ。確かに……それで、何回も入退院を繰り返してね。
持ち込んだ携帯テレビでアイドル達を見るのが、数ある日課の一つだったんだよ』
今はもう、彼女達の名を思い出せません。
『あ。だからさ……薄荷。アレ唄うの、けっこうフクザツだったんだよ?
事務所の人もみんなも死にそう、死にそうって言うんだもん』
『だってなぁ……なぁ?』
『ね』
頷き合う凛と奈緒。
加蓮が口を尖らせると、二人は両手を挙げておどけました。
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