もしもし、そこの加蓮さん。
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187:名無しNIPPER[saga]
2020/05/09(土) 12:28:10.42 ID:GVB5f6680

 「あ」

 「ん、何?」

 「スカート……」

 「え?」

指差しされたのは下ろし立てのフレアスカート。
きっと、百五十メートル下からはガラス越しの素敵な景色が見えるでしょう。

鮮やかなオレンジ色を何度か手でひらひらとさせてから、
加蓮は腕で身体を隠しました。


 「奈緒のえっちー」

 「はぁー? えっちじゃないしー? えっちって言う方が――」

 「加蓮、奈緒」


イチャつき始めた二人の肩を叩き、凛は背後を指差しました。

 「アイドル」

じゃれ合いに気付いた皆さんが、携帯電話やカメラを手に三人を取り巻いていました。

加蓮と奈緒はひどく魅力的な愛想笑いを浮かべつつ、
手を振る凛を引き摺って、やって来たエレベーターに急いで飛び乗るのでした。


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