135:名無しNIPPER[saga]
2020/05/06(水) 23:51:20.91 ID:EfLG+Erp0
「うん、今行く。プロデューサーも、」
目は口ほどに物を言う。
至言でした。
振り向いた加蓮の前で、彼は奏を一心不乱に見つめるのに忙しそうです。
口を小さく半開きにして、ウソだろ、等と呟いているのが聞こえました。
加蓮はしばらく考えてから、
水面を蹴り上げるようにして彼へ激しい飛沫を見舞わせます。
「ぶわっ!」
「行こっか奏。えっちデューサーは置いといてさ」
「あら。折角良い男になったのに?」
「それさっき言ったからもういいよ」
にこやかに笑い合い、二人がみんなの元へと駆けて行きます。
プロデューサーはずぶ濡れになりながらしばらく立ち尽くし、
「……嘘だろ…………」
万感の思いを反芻していました。
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