もしもし、そこの加蓮さん。
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109:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 23:18:41.85 ID:QqIdgo5i0

 「なるほどねー……」

 「神様を唄うのが気に入らないの?」

 「簡単に言うとね。ただ、
  その辺りって昔考えたんだけどさ、結局今でもアタシの中で答えが出なくて」

 「とすると……よく分かってもいないものを唄うのがイヤなのかな」

 「それ。そっちのが近い。さっすが」

 「でもね加蓮。私だって、歌詞の意味を全部理解してる訳じゃないわ」

甘ったるいココアを啜りながら、加蓮が首を傾げました。

 「自分の解釈が合ってるか、作詞家の先生に確かめに行ったりはしてないもの」

 「そりゃ……そうかもしれないけどさ」

 「でも、私は唄った。みんなは、それを聴いた」


明滅を繰り返すステージが脳裏に浮かびます。


 「唄うのは怖いけど、楽しいよ」



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