【オリジナル】自殺したら僕だけを誉めない有名絵師の彼氏になった件
1- 20
51: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 10:14:10.48 ID:U1qw9Qt5O
確かに僕は推しカプであるりかりほ以外のカップリングに対しても、何回かTwwitter企画を開催したことがあった。
僕は読む分には雑食であり、どんなペアであってもそれなりに楽しむことができたから。
そしてそれら人気度や公式からの扱いが、今一つ良くない中堅〜マイナーなどと呼ばれるカップリング。
その魅力を発信して、興味を持つ人が増えてくれれば。
その気持ちに、嘘偽りはなかった。
まあ『このような企画を立ち上げていただき、ありがとうございました』とお礼を頂けるのは、こちらとしても感謝感激ではあるのだけど。

「僕が彼女と揉めて落ち込んでた時、真っ先に気に掛けてくれたのは彼だったんです」

ずっとパプリカさんとTERIAさんの口論を見守っていたレンさんも、(自分で言うと恥ずかしいが)亡き友との思い出をぽつりぽつりと語り始めた。

「僕、何回も愚痴を吐き出しちゃって。そしたら彼が『悩みがあったら、何でも聴きますよ』ってダイレクトメッセージを送ってくれて。それで色々と、相談に乗ってもらって。まあ、ここ数か月は逆でしたけど」
「逆って……私とのこと、ですか?」

さすがに話の流れから、TERIAさんとしても察することができたようだ。

「はい。『同じりかりほ推しの中で、僕だけが作品を誉めて貰えない』って。『それで彼女を逆怨みしてしまって……そんな自分に嫌気が差す』って」
「……逆怨みされていたんですか、私……いや、仕方ないですよね」

目をぱっちり見開いて驚くも、すぐに細め直す彼女。
僕と同様に、彼女もまた強い自責の念に囚われているのだろうか。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
71Res/92.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice