響「林檎の様に、プロジェクト・フェアリー」
1- 20
7:名無しNIPPER[saga]
2020/04/18(土) 18:31:02.04 ID:wxbkEhUW0
「響!!」

涙で滲む視界の中で、赤い顔の貴音が震えながら名前を呼んだ。
さっきまであんなに青というかなんというか、そんな顔してたくせに、とか思ったらまたまた笑いが溢れてきていくつか涙が溢れた。

「違うでしょうが!!」

「な、なにが」

「わたくしは怪我をしたのですよ!!」

「打ち身ですんで良かった、ほんとに。うん。いや、打ち身って言葉の響きがかわいいよね。ふふふふ」

「響!!」

貴音の顔は、見事に真っ赤である。
それがまた可笑しくて、もはや息が出来ないほどに笑いが止まらない。
今ならもうなんでも面白いんじゃないだろうか。春香が転んでもやよいが大きなお辞儀をしても、多分お腹が千切れると思う。
上下に揺れる身体に対して、そんな事を頭の片隅で考えていると、いつの間にか貴音は自分の隣まで近づいて来ていて。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
10Res/10.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice