8:名無しNIPPER[saga]
2020/04/18(土) 18:33:14.25 ID:wxbkEhUW0
「響」
「貴音座ってなきゃ。んふっ。だめだぞ」
次の瞬間自分の両ほっぺはぐいぐいと引っ張られ、違う意味でまたまた涙が溢れ落ちた。
「いひゃああああ、いひゃいいひゃい!!」
いくらじたばたすれども貴音の指は離してくれず、痛みは大分長い間に感じられた。
「どうしてこうも悪い娘に育ってしまったのでしょうか。母上が悲しみますよ」
「だ、だって」
「言い訳は許しません」
「でも美希だってほら」
貴音が髪を置いていく程の早さで振り向くと、そこには自分よろしく脇腹をつねって開こうとする口を波立たせている美希がいた。
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