武内P「素直じゃないプロポーズ」
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7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:23:36.89 ID:9ZfmECmt0
――約束から3年後、渋谷凛18歳



武内P「……」カタカタカタカタ

武内P(渋谷さんの大学合格発表の時間は、1時間ほど前のはず。それなのにまだ何の連絡もありません)

武内P(本田さん、前川さん、アナスタシアさん。3人とも無事に第一志望の大学に合格したのですが……いえ、きっと家族や友人と喜びを分かち合うの忙しくて、連絡が遅れているに違いな――)


ガチャッ!!


凛「プロデューサー!」

武内P「渋谷さん!?」ガタッ

凛「ハァ……ハァ……ちょ、ちょっと待って。途中から気づいたら走ってて……息が……」

武内P「と、とりあえず水を」

凛「うん……ありがとう。はぁ……受験のためにダンスレッスン減らした影響をンッ……こんな形で感じるなんて」

武内P「そ、それで……その……合格発表の結果は?」

凛「うん。プロデューサーに直接伝えようと思って!」

武内P「――あ」

凛「プロデューサー?」

武内P「よ、良かったぁ」ガシャン

凛「ちょ、ちょっとプロデューサー大丈夫!? 大げさだよ。それ以前に私まだ、合格したって伝えてないよ!」

武内P「す、すみません。今の渋谷さんの笑顔を見た途端に大丈夫だとわかって……膝から力が抜けてしまいました」

凛「もう、驚かせようと思ったのに。こっちの方が驚かされた。うちのお父さん並の反応だったよ」

武内P「そうでしたか……娘を持つ親の気持ちというのは、このようなものかもしれません」

凛「……」

武内P「渋谷さん……? どうしましたか?」

凛「別に」


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