武内P「素直じゃないプロポーズ」
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10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:25:53.13 ID:9ZfmECmt0
――約束から4年後、渋谷凛19歳



凛「良い……結婚式だったね、うん。私もああいう結婚式を挙げたいって、心の底から――プロデューサー? なんで落ち込んでるの?」

武内P「落ち込んでいるといいますか……祝福すればいいのかどうか、判断が難しく」

凛「親しい同期が結婚したんだから、祝福する以外ないでしょ。独身仲間が減ったからってその態度は無いよ」

武内P「……相手が一般の女性でしたら、迷うことなく祝福できたんです」

凛「あ、その話か。でもまゆとまゆPが結婚することは、もう何年も前からわかりきってたことでしょ? むしろまゆが成人するまで持ちこたえた事の方が驚きだよ」

武内P「未成年に手を出すわけにはいかない……何度も何度も、まゆPは自分に言い聞かせていました」

凛「私は別に、18歳以上ならいいと思うんだけど……そういえばだいぶ前に、こんな感じの話をプロデューサーとしたよね? 担当しているアイドル、それも未成年に手を出すわけにはいかない、とか」

武内P「……ッ!!?」

凛「覚えてる? 私がまだ15歳だったから、4年ぐらい前に約束したこと」

武内P「え、ええ。その……私の結婚に関する約束で……私はてっきり、渋谷さんはもう忘れているだろうと思っていました」

凛「忘れるわけないよ。私がプロデューサーとした大切な約束なんだから」

凛「内容は――私が20歳になってもプロデューサーに相手がいなかったら、私たちで結婚する約束。そういえばプロデューサーって結婚できそうな相手はいるの?」

武内P「……います」

凛「そうなんだ。写真見せて」

武内P「え……?」

凛「結婚できそうな相手なんだから、写真の一枚や二枚持ってるよね? さ、見せて」

武内P「あの……すみません、見栄を張りました」

凛「うん、知ってる」

武内P「……あまりイジメないでもらえますか?」

凛「今のはプロデューサーに非があると思うけど……そっか、プロデューサーまだ結婚相手がいないんだ。もしかして……私との約束を当てにしてる?」

武内P「け、決してそのようなことはありませんっ」

凛「……ふーん」

武内P「し、渋谷さん……?」

凛「私との約束を当てにしているわけでもないのに、まだ結婚相手を見つけていないのは……ちょっと危機感が足りないね。うん、けっこう頭きた」


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