33: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:08:06.36 ID:/922GZR/0
俺は電車通学をしている。
姉とは同じ学校だけれど、登校時間はズラしていた。姉の方が俺より早く登校する。
34: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:21:32.22 ID:/922GZR/0
慌てて彼女のいるホームへと向かう。あっちは学校と逆だ。
この時間帯の電車を逃したら、間違いなく遅刻。
向かっている途中で、電車が到着した音が聞こえる。そして、乗客待ちの音楽が鳴りだす。
35: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/10(日) 21:48:29.99 ID:/922GZR/0
遅刻確定かと思いきや、急いでみるとギリギリ、遅刻を免れることができた。
汗はダラダラ、息は絶え絶えになりながら席に着く。そして、すぐにチャイムが鳴る。
男「はぁはぁ……えっ」
36:名無しNIPPER
2020/05/12(火) 15:39:49.35 ID:zM1w2QAD0
続けたまえ
37: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/06/14(日) 16:50:57.85 ID:8BvEnJ7D0
さっき、向かいのホームで見たのは、見間違えだったのか。
しかし、さっき見たのは他人の空似なわけがない。
間違いなく、彼女だった。
38: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/06/14(日) 16:52:34.08 ID:8BvEnJ7D0
男「……はぁ」
一つ大きな溜息を吐いて、俺は身軽なスクールバッグを机横のフックに掛けた。
男「急にいなくなるよ。昨日相当心配したんだぞ。あと、これ」
39: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/06/14(日) 16:55:02.33 ID:8BvEnJ7D0
男「自分でやれよ」
女「……」
感情の無い瞳が、こちらを見ている。
40: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/07/30(木) 09:29:05.91 ID:gxZgIaxX0
ジッとしたまま、目を閉じている。
どうすればいいんだ、これ。
男「……できた、ぞ?」
41: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/07/30(木) 09:30:06.15 ID:gxZgIaxX0
確認を終えると、彼女は立ち上がる。
男「なんだ?」
女「……座る」
42: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/07/30(木) 09:33:51.25 ID:gxZgIaxX0
男「それで、どうした……っておい!?」
突然、彼女は俺の膝の上に座った。
女「……」
43: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/07/30(木) 09:34:37.13 ID:gxZgIaxX0
男「……どけ」
女「……?」
なんで首を傾げる。
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