166: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:30:58.37 ID:ECNFnKQ+0
普通、人間の記憶なんて朧げなものなのだが。
脳内に直に転送された記憶は非常に鮮明だった。
映画を観に行ったり、商店街に出かけたり。
一緒に飯を食べたり、遊園地に行ったり。
想像できないほどに色んな場所に出かけていた。
その行動の最たる理由。
俺は、多分きっと、
いや、間違いなく、
彼女のことが好きだからだろう。
不思議な彼女の魅力に、どんどん惹かれていたんだと思う。
どの記憶でも、俺は笑っていた。
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