145: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 22:56:52.51 ID:ECNFnKQ+0
家を出て、いつもの電車に乗って、学校に向かう。
混雑した車内の中で何も考えずに吊り革につかまり、ただ揺られて到着を待つ。
なんのことはない一日が、今日も始まるのだ。
男「……」
窓から外を眺めると、風景は高速で進むスライドショーのようだ。
電車から見える確かに変わらない当たり前の景色。
軽く欠伸が出かけて、口元を手で押さえる。目元から涙が少し滲んだ。
俺自身も、いつも通り。
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