男「それは、宇宙の彼方」
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146: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 22:57:19.47 ID:ECNFnKQ+0
 最寄り駅に着いて、改札を出る。

 学生と社会人の大群が改札から一斉に自分の目的の場所へと向かっていく。

男「なんだかなぁ」
以下略 AAS



147: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 22:57:55.30 ID:ECNFnKQ+0
 ポケットに入れていた今朝の髪留めを手に取る。

 俺が使うことはないであろう、パステルカラーの髪留め。
 
 なら、それを何故俺が持っているのか。
以下略 AAS



148: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:01:26.88 ID:ECNFnKQ+0
 身に覚えのないものなら、捨てれば良いのだが。

 もしかしたらうっかり手に取ってしまったのかもしれない。

 というか俺は、いつからこれを持っていたのか。
以下略 AAS



149: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:01:52.74 ID:ECNFnKQ+0
 自分の席に座りながら、髪留めを眺める。

 毎日の日常の中で。

 この髪留めだけが特別だ。
以下略 AAS



150: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:13:34.75 ID:ECNFnKQ+0
 チャイムが鳴り出して、授業が始まる時間を告げた。

男「んー」

 無意識に伸びをした。
以下略 AAS



151: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/12/15(水) 23:14:00.87 ID:ECNFnKQ+0
 なんてことのない毎日だ。

 朝から夜になるだけ。

 今日から明日に変わるだけ。
以下略 AAS



152: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:14:30.18 ID:ECNFnKQ+0
 なんてことのない日常が始まる。

 何度も繰り返した日々を経て、今、この世界がある。

 今も作られた世界はどこかに存在する。
以下略 AAS



153: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:20:55.23 ID:ECNFnKQ+0





以下略 AAS



154: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 23:21:23.80 ID:ECNFnKQ+0
男「もしもし」

父『ご無沙汰しています』

男「普通に電話繋がるんすね」
以下略 AAS



155: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/12/15(水) 23:21:58.22 ID:ECNFnKQ+0
父『その後、あの娘は大丈夫ですか?』

男「はい。今……おい、電話中だぞ」

女「落ち着く」
以下略 AAS



156: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/12/15(水) 23:22:27.05 ID:ECNFnKQ+0
男「ああ」

父『記憶同期でわかっていると思いますが、記憶同期の実施は88888回の中で何度も行っていました』

男「はい、そうみたいですね」
以下略 AAS



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