男「それは、宇宙の彼方」
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144: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 22:56:22.80 ID:ECNFnKQ+0
男「ありがとうございます」

姉「……珍しい返事をしますね」

男「ノックで起きたからさ」

姉「そうですか。どういたしまして。私はもう出るので、あなたも支度してくださいね」

 廊下から聞こえる足音が遠くなる。

男「……うーん」

 軽く頭をかく。少しだけボサッとした髪を自然な流れで整える。

男「ん?」

 片方の手に何かが当たる感触がした。

 それは、女物の髪留めだった。

男「……」 



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