6: ◆HwW9qs0Hgo[sage saga]
2020/04/05(日) 23:07:58.43 ID:GzMgtNr30
PART4 イレギュラーなヒーロー
――パン工場
ジャムおじさん「パン戦士はもう動けないほど弱ってしまった。彼がこの依頼を引き受けてくれないと困ったことになるんだが・・・ 遅いねえ・・・」
バタコさん「ジャムおじさん、どんぶりまんトリオに道案内を頼んだから場所がわからないなんてことはないわ」
ジャムおじさん「そうだねえ・・・ 彼が引き受けてくれれば良いんだけどねえ・・・」
バタコさん「あら、どんぶりまんトリオが帰ってきたわ」
てんどんまん「ジャムおじさん、アタシ達も「カミソリのような目をしたがっしりとした体型の男」を探したんでやんすがね、そんな男はどこにも見当たらないでやんす」
カツドンマン「いぬのおまわりさんにも手伝ってもらったヨ」
かまめしどん「その男、ばいきんまんが怖くて逃げたんだべ」
ジャムおじさん「ええっ、もう約束の時間なのにいないのかい? どうしよう困ったね」
???「いや、今が時間だ。俺はここに来ている・・・」
てんどんまん「あっ」
カツドンマン「いっ」
かまめしどん「うっ」
バタコさん「ひえっ」
ジャムおじさん「おおっ ミスターゴルゴ13!」
G「久しぶりだな。ジャムおじさん」
ジャム「よく来てくれた、ゴルゴ13。その3人はどんぶりまんトリオだ。こちらはバタコ。しかし依頼人は私1人だと思っておくれ。邪魔だというなら席を外させよう」
G「・・・・そうしてもらう。用件を聞こうか・・・」
ジャム「この町は、いつもはアンパンマンや他のヒーローが守っているんだ。戦う相手はばいきんまん」
「このばいきんまんがバイキンUFOでやってきて町の人たちに悪事を働き、アンパンマン達に懲らしめられるというのがこの世界の日常なんだよ」
「しかし偶然が重なりアンパンマン達パン戦士は動けなくなって、おまけに他のヒーローはみんな留守か病気だ」
「不思議なことにここ数日ばいきんまんがやってこない。おそらく私が怪我であと1週間程度は何もできないことを知り、町を襲う準備をしているのでしょう」
G「・・・・・・」
ジャム「そんなことがあってはならない! ばいきんまんに取り返しのつかない悪事を働かせてはならないんだ! そうなればこの世界はめちゃくちゃだし・・・」
G「おしゃべりはその辺にして本題に入ってもらおう」
ジャム「・・・本当はこんなことしたくはないのだが、1週間以内にバイキン城を崩壊させ、自我のないバイキンメカを全てたたき壊しておくれ」
「ばいきんまんはバイキンメカがあってこそだ、それさえなければ大人しくしているしかないんだ」
「依頼に"誰の命も奪わない"と言う条件をつけよう。この世界で誰かが○されることは許さない。無理ならノーと言っておくれ」
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