66:☆P ◆AL0FHjcNlc[sage saga]
2020/03/30(月) 22:49:59.25 ID:pVyNxzTm0
━━━━━━その頃━━━━━━
【ラーメン屋】
貴音「今宵のらぁめんも、まことに美味でした。店主様」
貴音「らぁめん2杯、そしてとっぴんぐとお酒の代金を……」
店主「いつもサービスって言っているのに、毎回キチンと払ってくれるんだから………お礼を言いたいのはウチのほうだよ」
貴音「これほどの一杯を振る舞われておいて対価も払わず去ることなど、面目ありません」
貴音「どうかこの店に足を運んでいる時だけでも、私をアイドルではなく、一人の客として見て頂ければ……、私も気兼ねなく店主様のらぁめんを堪能できるというものです」
店主「立派だねぇ。ありがとう、また来てね」
貴音「ご馳走様でした」
店主「でもお代はいいよ。ホラ、そこに」
貴音「……!」
店主「ツレの女性が、もうコップの下に置いてってるから」
店主「……って、あれ? さっきまであの人、そこに立ってたんだけど………どこ行ったんだろう?」
貴音「?? のあ、どこに……」
店主「……トイレにもいないし……、あれ?」
貴音「…………面妖な」
貴音「(………………………)」
貴音「(今宵の一杯は、まことに美味なものでしたが……)」
貴音「(しかしそれは、私が今日一人で訪れでいたら、この感覚に巡り合うことは無かったでしょう。それこそ、まさに筆舌に尽くし難いもの)」
貴音「(願わくば、またいつの日か……)」
━━━━一方━━━━
【とあるアパート】
P「ら…………!」
P「ラーメン屋にいた……!?」
美優「た、高峯さんが……ですか!?」
時子「ええ。知人と楽しそうに、豚の餌を豚のように貪る如く、暴飲暴食の限りを尽くしていたわ」
107Res/169.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20