182: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/10(日) 21:04:34.21 ID:f7fcQY2n0
すぐさま走る。笑い声が後ろから、上空から、空間全体に響いている
ポト、ポトポトと小さな何から木から落ちてくる。桜の木にぶら下がる毛虫のように、洞窟の天井からぶら下がる蝙蝠のように、沢山の赤ん坊虫が葉っぱの陰にへばりついていた。それが落ちてきているのだ
一生懸命に走り、背中や首筋に落ちてきた虫は即座に払う。いくら払ってもキリが無い、早くこいつ等の生息区域から逃れないと
183:名無しNIPPER[sage]
2020/05/10(日) 21:05:26.86 ID:q6AcJICv0
1
184: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/13(水) 21:22:12.15 ID:9EvEhdSj0
男「これは、遺跡…?」
全体的に苔生した石で造られた建物が目の前にあった。扉の両横には巨大な人の姿が彫られており、その周りに見慣れない文字のような模様が彫ってある
185:名無しNIPPER[sage]
2020/05/13(水) 21:24:20.20 ID:Rl3aKCRAo
1
186:名無しNIPPER[sage]
2020/05/13(水) 21:24:45.30 ID:nI/OJMrIO
1
187: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/14(木) 21:04:28.82 ID:JB+QulO00
ツタを引き千切る
全体像を把握できるくらい引き千切るとそれはツタが覆う巨大な岩に見えた
祈りを捧げている生物を人間と仮定するとどれほどの大きさになるだろう。少なくとも十倍は超えているように見える
188:名無しNIPPER[sage]
2020/05/14(木) 21:06:31.13 ID:fF3I9QevO
1
189: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/18(月) 22:44:35.70 ID:Wn1wmh050
「銀河の壁画」の下の穴に入る
最初は立って入れたものだが少しずつ天井が低くなっていき、やがて這わないと進めないぐらいになってしまう
石レンガはゴツゴツとした天然の岩肌に変わり、空気は黴臭い古びた空気から湿った洞窟の空気に代わる
190: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/18(月) 23:58:44.90 ID:Wn1wmh050
同じような銀河系がいくつも暗闇に浮かび上がる
ここまで明かりがつけば何か他にも見えそうなものだが床も自分の手さえも依然見えない
191: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/20(水) 23:50:12.08 ID:kIIbDKNb0
ジリリリリリ!
男「はっ」
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