189: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/05/18(月) 22:44:35.70 ID:Wn1wmh050
「銀河の壁画」の下の穴に入る
最初は立って入れたものだが少しずつ天井が低くなっていき、やがて這わないと進めないぐらいになってしまう
石レンガはゴツゴツとした天然の岩肌に変わり、空気は黴臭い古びた空気から湿った洞窟の空気に代わる
急に重力が消えうせ、自分の手さえ見えない永劫の暗闇を落ちていく
やがて横から吹き荒ぶ暴風に攫われ、下から突き上げる濁流に飲まれ、身体がバラバラになるかと思うほどの力の奔流の先にようやく静寂が訪れる
巨大な恒星が輝く、その周りをいくつもの惑星が巡り、更に衛星が囲む
(これは…太陽系…?)
声に出したつもりだが音にならなかった
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