中野五月「あの……膝の上に、乗ってもいい?」上杉風太郎「は?」
1- 20
8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/16(月) 01:42:15.39 ID:8NkjlyIZO
「あ、すまん。苦しかったか?」
「う、ううん。このままがいい」

素直な自分が変だ。今日の私はどうしたのか。

「なんかいいね、これ」
「ああ、たしかにいいな」

私も彼の背中に手を回して、抱きしめながら。

「こうしてると、すごく落ち着く」

向かい合わせで膝に乗ってお互いに抱きしめ合うと、全身が密着してすごく気持ち良かった。

「そ、そうか……それは、困ったな」
「どうして困るの?」
「お、俺だって一応、男だからさ」
「あっ」

言われて気づく。たしかに、異物感があった。

「上杉君、駄目ですよ」
「だから、敬語はやめろって」
「私はあなたの教え子なんですからね?」
「……肝に銘じておく」

よし。敬語で忠告すると異物感がなくなった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
10Res/11.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice