中野五月「あの……膝の上に、乗ってもいい?」上杉風太郎「は?」
↓
1-
覧
板
20
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/03/16(月) 01:31:46.77 ID:8NkjlyIZO
「近頃、姉妹たちの様子がおかしいのです」
「おかしいって、具体的には?」
「それぞれ時間を作ってあなたと会っていることを、私が気づいていないとお思いですか?」
単刀直入に問いただすと彼は神妙な面持ちで。
「ああ、たしかに個別指導を行なっている」
「やっぱり」
白状されるも、別に驚きはない。知ってた。
そして私は別にそれを咎める立場にもない。
付け加えると、別に怒っているわけでもない。
もちろん、全然、ちっとも拗ねてなどいない。
ただ単純に何をしてるのかを知りたいだけだ。
「どんな指導をしているのですか?」
「……言えない」
む。これは怪しい匂いがプンプンしますね。
「まさか、姉妹に手を出して……」
「それだけはない。そこは信じてくれ」
「では、何をなさっているのですか?」
「そ、それは……」
目を泳がせるのは、隠し事がある証拠だ。
しかしこれ以上追求する大義名分はない。
問い詰めれば、それはただの駄々になる。
ならば、別の角度からアプローチしよう。
「近頃、姉妹たちがトイレを占領してまして」
「ッ!?」
「以前よりも長くトイレに篭っているんです」
「そ、それは不思議だな……」
「上杉君、何かご存知ありませんか?」
「さ、さあ……さっぱり心当たりがないな」
ダラダラと冷や汗を流す彼は、真っ黒だった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
10Res/11.45 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
中野五月「あの……膝の上に、乗ってもいい?」上杉風太郎「は?」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1584289614/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice