中野三玖「なにがわかったの?」上杉風太郎「三玖のことが大事に思えてきた」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/14(土) 13:35:05.12 ID:5VNIrDIIO
「もういい」
「えっ? あの、三玖さん……?」
「触らないで。フータロー、嫌い」
「俺が悪かった! 頼むから許してくれ!?」

床に額を擦り付けるフータロー。
そんな彼を見下して、ゾクリとする。
思わず、後頭部を踏んづけたくなった。
でも、それは流石に可哀想だから、代わりに。

「嗅いで」
「は?」
「私の足を、嗅いで」
「っ……」

白タイツを履いた爪先をついっと彼の顔に近づけると、フータローはゴクリの生唾を飲み込み、やや躊躇いつつも、クンクン嗅いでから。

「……ちょっとだけ、二乃の匂いがする」
「ッ!?」

瞬間、目の前が真っ赤に染まる。キレた。
怒髪天を衝くとは、まさにこのことである。
怒りの衝動に任せて、横っ面を蹴っ飛ばした。


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