少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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20: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/13(金) 22:46:55.47 ID:/wFM0jg50

青年「!」

青年「誰だっ!お前ら!」

女盗賊「そりゃこっちの台詞なんだけど…」

青年「くそ…ここが見つかるなんて…!」

青年「師匠!出てきて下さい、怪しい奴らが!」

...バタン

老師「なんじゃい騒々しい。大方同業の者じゃろうて。それより薪の準備は出来たのか?」ザッザッ

老師「…む?」

女盗賊「よっ。久しぶり」







ーーー隠れ家ーーー

老師「ひゃひゃひゃ!なんじゃ、すると自ら厄介事にちょっかいかけた上で、国に指名手配されたのか!わしより間抜けではないか」

女盗賊「そんな笑う!?爺が同じ立場だったら絶対同じ目に遭ってたから!」

老師「わしゃ、そんな危険な真似はせん」

女盗賊「さてね」

老師「…まぁ何より、元気そうで良かったわい。生意気なところも相変わらずじゃて」

女盗賊「そっちも、まだまだくたばりそうになくてホッとしたよ」

青年「…お話中すみませんが、師匠、そろそろこの方々が誰なのかを…」

老師「そうじゃの」

老師「この小生意気な生娘が、以前話した女盗賊じゃ」

女盗賊「なっ!?誰が生娘…!!」

老師「おや、違ったかの?」

女盗賊「……しばき倒してやる」

老師「ふぉっふぉ、出来るものならの」

青年「…師匠の仰ってた通りの人だ」

女盗賊「ちょっと!何吹き込んだのさ!」

老師「嘘は教えとらんぞい。やんちゃでがさつで男勝りじゃとな」

女盗賊「」ブンッ

老師「言うとるそばから」ヒョイッ

老師「して、そっちのごついのが男殿じゃな」

男「…よろしく頼む」

女盗賊「爺、男のこと知ってるんだ?」

老師「無論。この界隈に生きておれば一度は耳にする情報じゃて。…さてはお前さん知らんかったな?」

女盗賊「い、今は知ってるし」

老師「やれやれ…」



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