【ミリマス】まつりのスタンドお披露目タイムなのです!【ジョジョパロ】
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62
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◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:13:03.86 ID:ArvRQigk0
時を同じくして――。
「…………」
遠くからエミリーのライブを見つめる濁った視線があった。
以下略
AAS
63
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◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:13:34.09 ID:ArvRQigk0
バンドマン「面白くねーぜ、クソッ、クソッ!」
バンドマン「俺はただスカッとしたかっただけなのによぉぉーーーー」
バンドマン「あんな女どもにまで見下されるなんて、スカッとするどころか余計イラつくじゃねーかヴォケがッ!」
以下略
AAS
64
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:14:01.73 ID:ArvRQigk0
『ねえ、何アレヤバくない?』『シッ! 目ぇ合わせるな』
バンドマンが蹴飛ばしたゴミ箱が虚しい音を立てて転がる。
散らばったゴミは、彼の心の内そのものであるかのようだった。
以下略
AAS
65
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◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:14:36.58 ID:ArvRQigk0
バンドマン「俺の才能にはもっと称賛の目が向けられるべきなんだ、あんなゴミを見るような目じゃねーーっ」
バンドマン「そうだ! 世の中のボケどもから万雷の拍手が送られるべきはあんなガキのパフォーマンスじゃねーーっ、俺のサウンドの方なんだッ!」
66
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:15:03.77 ID:ArvRQigk0
「才能に自信があるのか?」
バンドマン「……へ」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
67
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:15:31.59 ID:ArvRQigk0
『男』は、まるでずっとそこにいたかのように現れた。
仕立ての良い『黒のスーツ』を無理なく着こなし、背筋の通った洗練された立ち姿は、ゴミがぶちまけられた路地裏の暗さにそぐわないようでいて、その実一体化するように違和感なく溶け込んでいた。
『影』のような男は、まるで業務連絡でも読み上げるように、淡々と言葉を続ける。
68
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:16:10.45 ID:ArvRQigk0
「『自分』を『信じる』……言葉にするのは簡単なことだが」
「無闇に己を卑下せず、それでいて決して驕り高ぶらず、『過不足』なく自分を肯定し、貫けるとしたら……」
「それだけで十分、『才』。見込みある人間と言えよう」
以下略
AAS
69
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:16:38.03 ID:ArvRQigk0
バンドマン「い、いきなり何言ってんだテメーはぁーーー!」
バンドマン「テメーも俺を見下すのか?」
バンドマン「ゆるさねーっ、俺を見下すやつは誰だろーと許さ――」
以下略
AAS
70
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:17:05.07 ID:ArvRQigk0
『スーツ姿の男』から現れた『幻の手』がバンドマンの額をえぐり、『宝石』のようなものを頭に埋め込んでいく!
「君を『プロデュース』してやろう」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
71
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:17:37.20 ID:ArvRQigk0
「この世の法則は『等価交換』。もし君の才能が私のプロデュースに過不足無く見合うものなら」
「君の才能が君自身信じるだけの大きなものなら」
「私が与えた『ピース』は君を新たなる段階へと引き上げる」
72
:
◆nzxhv4bDzU
[sage saga]
2020/03/07(土) 11:18:15.34 ID:ArvRQigk0
男の声が聞こえているのかいないのか、バンドマンは虚ろな目で何事かをつぶやき、やがて薄汚れた路地裏に倒れ込んだ。
「……」
早くもバンドマンに興味を無くしたかのように、スーツ姿の男は首を背ける。
以下略
AAS
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