【ミリマス】まつりのスタンドお披露目タイムなのです!【ジョジョパロ】
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245: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 12:58:01.68 ID:ArvRQigk0
 エミリーの言葉には『夢』があった。

 それはバンドマンの語る空虚な絵空事などとは根本から違う、『未来への希望』だった。

 まつりの顔に、エミリーの笑顔に釣られるように同じ表情が浮かんできた。
以下略 AAS



246: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 12:58:27.42 ID:ArvRQigk0
バンドマン「う……うう……」

まつり「ほ? まだ意識があったのです? なかなかタフなのです」

エミリー「……?」
以下略 AAS



247: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 12:58:55.68 ID:ArvRQigk0
まつり「…………?」

 パキパキパキ

まつり「――な!?」
以下略 AAS



248: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 12:59:30.04 ID:ArvRQigk0
 人が人ならざるものに変貌していく、悪夢のように不気味な光景!

 まつりが瞠目し、エミリーが顔を青褪めさせる前で、バンドマンの結晶化はどんどん進行していく!

バンドマン「う……ああ……」
以下略 AAS



249: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 12:59:58.30 ID:ArvRQigk0
 バンドマンが救いを求めるように結晶化した右腕を伸ばす。

 そこにヒビが入ったのを見て、まつりはとっさにエミリーの目を手で覆った。

 息を呑むまつりの前で、バンドマンの右腕はガラス細工のようにあっさりと砕け散ったのだった。
以下略 AAS



250: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:00:24.43 ID:ArvRQigk0
 まつりはとっさに治療を試みるが、

まつり「な、」

まつり「『治せない』ッ!」
以下略 AAS



251: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:00:55.05 ID:ArvRQigk0
 まつりが為すすべもなく立ち尽くしている間にも、バンドマンの体はみるみるうちに崩れ落ちていく。

 しかしバンドマンは苦痛すら感じていないように、ひたすらうわ言をつぶやき続けるのみ。

バンドマン「嘘だ……嘘だ……あ…ああああ……!」
以下略 AAS



252: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:01:24.30 ID:ArvRQigk0
まつり「……」

エミリー「まつりさん……彼は……」

 まつりが首を横に振ると、エミリーは全身から力が抜けたようにその場に崩れ落ちそうになる。
以下略 AAS



253: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:01:53.06 ID:ArvRQigk0
 エミリーは、崩れ去ったバンドマンのために泣いていた。

 恐怖も多分にあろうが、その涙には確かに、『いなくなった者への悲しみと弔い』が込められていた。

まつり「(本当に優しい子なのね)」
以下略 AAS



254: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:02:24.43 ID:ArvRQigk0
まつり「(とりあえず目の前の危機は退けたけど、とてもドス黒い気分だわ)」

まつり「(何か、知らぬうちに日常が侵食されていくような、少しずつヘドロに足を取られていくような、そんな嫌な感じ)」

 まつりたちがその場を去ろうとしたその時、
以下略 AAS



255: ◆nzxhv4bDzU[sage saga]
2020/03/07(土) 13:02:50.92 ID:ArvRQigk0
「――――――――――え?」

 まつりは一瞬、目の前で起こったことが理解できなかった。

 バンドマンとの戦いの最中ですら決して冷静さを失わなかったまつりの思考が吹き飛ぶほどの光景。
以下略 AAS



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