35:名無しNIPPER[sage]
2020/03/06(金) 23:39:33.59 ID:QmtqYvmCO
鳳翔「あーよく寝ましたー。あら、白色の毛糸....。とっても働き者の妖精さん、ありがとうございますね」
カチッ、カチッ。かぎ針がぶつかる音がします。
シュッ、シュッ。糸が擦れる音がします。
夕立はまた鳳翔の手元をじーと見ます。相変わらず鳳翔は楽しそうに鼻歌を歌っています。
鳳翔「あともう少しなのだけど、最後に黒色の毛糸が欲しいですねー。あぁどうしよう。急に眠たくなってきました....」
すると鳳翔はまたうとうとし始めてしまいました。夕立はため息をつきました。あの夕立にうるさい鳳翔がうたた寝している姿を見て、けっこうダメなことろもあるんだな、と夕立は思いました。
そして白色の毛糸玉と黒色の毛糸玉を入れ替えます。そして夕立は鳳翔の肩をとんとんと叩きます。
鳳翔「うーん....あぁまた寝てたのねー。あら黒いの毛糸が....。本当に働き者の妖精さんだこと。ありがとうございますね」
カチッ、カチッ。かぎ針がぶつかる音がします。
シュッ、シュッ。糸が擦れる音がします。
きゅっ、と。糸を引き寄せ縫い終える音がしました。
鳳翔「はい、できあがり」
55Res/30.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20