34:名無しNIPPER[sage]
2020/03/06(金) 23:02:54.94 ID:QmtqYvmCO
鳳翔「さ、妖精さんに感謝して始めるとしましょう」
鳳翔はかぎ針に赤色の毛糸を通して、手袋を縫うことにしました。
楽しそうに鼻歌を歌いながら手際よく縫います。夕立はこっそり膝立ちになり、鳳翔の手元を観察します。
カチッ、カチッ。かぎ針がぶつかる音がします。
シュッ、シュッ。糸が擦れる音がします。
夕立はじーと見つめていると、鳳翔の動きが止まりました。そしてわざとらしく言いました。
鳳翔「次は白色の毛糸が欲しいですねー。あー眠たい、眠たい...」
そう言い終わると、こくこくと頭がふらふらとし始めました。夕立は鳳翔の顔を覗き込むと、どうやらうそ寝をしているようですが、夕立は気がつきませんでした。
赤色の毛糸玉と白色の毛糸を入れ替えます。そして夕立は鳳翔の肩をとんとんと叩きます。
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