【艦これ】夕立「とにかく西に進むっぽい」
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33:名無しNIPPER[sage]
2020/03/06(金) 22:35:24.77 ID:QmtqYvmCO

ベンチでは鳳翔は、どうやら眠っているようです。こくこくと揺れ動いています。

夕立はこっそりと鳳翔の後ろに立ち、手元を覗きました。鳳翔は縫い終えていても、手は動いています。

夕立は眠っていたらノートの字はぐちゃぐちゃになるのに、この人は変わっているなと思いました。

夕立は鳳翔の手元に赤色の毛糸玉を起きました。そして鳳翔を起こそうと思い、肩を一度叩くと、急いでベンチの背に小さくなって隠れました。びくっとして鳳翔は起きました。

鳳翔「あぁ、私寝てたのね....」

鳳翔は大きなあくびをして、背筋を伸ばしました。夕立のことにはまだ気がついていないようです。

鳳翔「あら、もう縫い終えてたのね。糸を取り行かないと....あら!」

鳳翔はどうやら夕立が持ってきた毛糸玉に気がついたようで、驚きました。夕立はなぜだか得意げになりました。

鳳翔「.....どこかの妖精さんが持ってきたのかしら」

そう呟くと鳳翔はくすくすと笑いました。






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