森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:29:13.71 ID:jYVo7zbZO
「それで、答えは?」
「む、難しすぎて、よくわかりません」

思い当たる節は多々あるのだが、どれも違うような気がして、そのひとつでも言葉にすれば不正解であることが判明しそうで、怖かった。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:31:35.40 ID:jYVo7zbZO
「ん? どうしたの、ポカンとして」
「いえ、ちょっと認識を改めようと……」

目の前で首を傾げるこの綺麗なお姉さんは。
これまでどんな道を歩んできたのだろうか。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:33:46.15 ID:jYVo7zbZO
「夏美さん」
「なにかな、少年」
「早くトイレに行ってきてください」

真顔でトイレの方を指し示すと駄々を捏ねた。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:35:48.17 ID:jYVo7zbZO
「下着は脱いだほうがいい?」
「脱がないでください! 今のご時世、世の中ほんと厳しいんですから! 絶対駄目です!」
「ちぇっ……帆高くんのけちんぼ」

僕がケチなわけではない。断じて。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:38:02.91 ID:jYVo7zbZO
「俺は、俺だって……!」

大人びたあなたに追いつきたくて。
慌ててズボンのベルトをカチャつかせる僕の手をそっと、嗜めて、夏美さんは首を横に振る。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:39:33.91 ID:jYVo7zbZO
「夏美さん、もう我慢しなくて結構ですよ」
「いいの……?」
「はい。ようやく覚悟が決まりました」

やっぱりこの人は大人だ。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:41:05.91 ID:jYVo7zbZO
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

雨。雨、雨、雨。僕の大嫌いな、雨。
雨が降っている。降り止まぬ、雨が。
もしも、それが大好きなお姉さんの。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:42:55.37 ID:jYVo7zbZO
「……くん」
「えっ?」

どれだけその場に佇んでいただろうか。
ふと、誰かの声が、聞こえた気がした。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:44:17.14 ID:jYVo7zbZO
「夏美さん」

差し出された手に、手を伸ばして僕は尋ねる。

「彼女は……僕を許してくれるでしょうか?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2020/02/21(金) 06:59:21.29 ID:TzsH6xR80
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