貴方「俺が魔法少年でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
1- 20
867: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/06/17(水) 22:22:43.96 ID:iBnSpp4V0


まどか「でね、その時先生が――」

杏子「ふーん」


 魔女を探索しつつ、二人の会話を横で聞いていた。

 話の内容は魔法少女としての真剣なことから、なんでもない日常まで及ぶ。


 ……佐倉さんは学校が違うどころか、行ってもいないし、行ける環境でもなさそうだ。

 完全に社会から遮断された環境。彼女の状況は過酷だ。なのに、こんな話を聞いて面白いんだろうか。

 鹿目さんの話に対する反応はそっけないようでいて、どうでもいいというほど無関心でもなさそうだった。


まどか「その時、【貴方】くんも一緒にいたよね?」

貴方「ああ、そうだね。でも、なんというか……」

まどか「でも?」

貴方「いや、こんな話、佐倉さんが聞いても楽しめるのかなって思って。自分も学校行ってないのに」

杏子「別にいいんだよ。あたしの日常もこれはこれで刺激がなくて飽き飽きしてたし」

杏子「……わざわざ気を遣われるほうがヤダってーの」

貴方「あ……ごめん。そうだね」


 佐倉さんの日常、か。俺らからしたら刺激が強そうなものだけど、それを刺激がないといえるのも豪胆だ。

 どんな刺激も慣れれば日常になるんだろうけど――。

 普通の人からすれば魔法少年も十分刺激強いかな。


 ……ともあれ、余計なことを言って少し空気を壊してしまった。

 再び二人の話を聞く役に戻ろうとすると、魔力の気配を察知した佐倉さんが俺らより一足先に反応する。


杏子「そろそろお喋りしてる場合じゃねーな。獲物の潜伏場所探すぞ」

まどか「うん!」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/596.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice