妹でお嫁さんな五十嵐響子
1- 20
9: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:24:12.08 ID:zm72+V2G0


夕飯を食べて幸せになった後、だらだらソファでテレビを見ながら缶ビールを開ける。

響子は持ってきた荷物を部屋にバラしてる様だ。

P「……はぁ」

ため息を一つ。

まさか、急に同棲する事になるなんて。

響子は嫌……ではなさそうだったな。

役をやるなら、完璧に仕上げたいのだろう。

ちひろさんにはなんて説明しようか。

隠そうとして隠しきれる事でも無いだろう。

もう一度、缶ビールを煽る。

ため息も積もる。

響子「ため息ばっかり吐いてると幸せが逃げちゃいますよ?」

P「ん、お疲れ様」

一息ついたのか、響子が俺の隣に腰を下ろした。

響子「ふぅ……お引越し作業、完了ですっ」

P「足りないものもあるだろうし、明日買いに行くか」

響子「そうですね。お野菜とかお野菜とか、あとお野菜とか」

P「覚えておくよ」

響子「それと、ボディソープも買ってこない……と…………」

そこまで言って、響子は急に自分の服を眺め始めた。

えりの裾等の匂いを嗅いでいる。

響子「……あ、あはは……汗、におっちゃってませんか……?」

あぁ、引越し作業で汗かいてる事を気にしているのか。

確かにそう言えば、額にはうっすらと汗が浮かんでいた。

P「大丈夫だよ。いつもの響子の香りが…………」

俺もそこまで言って、口を噤んだ。

今のは流石にデリカシーが無さすぎたのではないだろうか。

響子の方を見れば、体育座りした膝の間に顔を埋めていた。

響子「……お風呂、入っても良いですか?」

P「あ、あぁ……ごゆっくり」

そう言って、響子は浴室の方へと向かって行った。

俺も少し、反省しないと。

響子が妹としてこの家で過ごすのなら、俺も女性と二人暮らしする様な振る舞いをしなければ。

風呂上がりにパンツ一丁で寝っ転がりながらテレビ見てビールを飲む、なんて事をしてはいけないな。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
59Res/82.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice