8: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:23:36.05 ID:zm72+V2G0
響子「それじゃお兄ちゃん、私はお夕飯を作っちゃいますから。何か食べたいものはありますか?」
P「響子が作ったものなら何でも食べたいな」
響子「そういうの一番困るんですけど」
P「……まぁ、冷蔵庫見て決めるか」
取り敢えず、冷蔵庫を開けてみる。
響子「…………」
P「……言い訳をさせて欲しいんだ」
響子「……お兄ちゃん……これでどうやって生活して来たんですか……」
缶ビール、マスタード、七味、いつのか分からない卵、缶ビール、缶ビール。
ジト目が胸に刺さる。
P「インスタント麺と、その時の気分で帰りに買ってきたソーセージとか……」
響子「……決めました! お兄ちゃんにはきちんと健康な生活を送らせてみせます!」
P「俺朝食べな」
響子「食べさせます!」
P「……まぁ、努力するよ」
響子「これじゃお夕飯作れない…………あっ!」
ポンっ、っと手を打つ響子。
それから冷蔵庫の上に置いてあったツナの缶詰を取り出し、何故か持ち込んでいたインスタントご飯を温めだす。
P「何を作るんだ?」
響子「お手軽ツナユッケ丼ですっ!」
聞くだけでヨダレが出そうになる。
ツナユッケ丼……缶詰をそう使うのか。
つまみとしてそのまま食べた事しかなかった。
響子「卵は……大丈夫そうですねっ」
テキパキと卵黄を取り、茶碗に乗せたツナにだし醤油と卵を乗せる。
生活能力の高さが段違いだ。
俺だったら絶対卵白も乗せてた。
響子「はいっ、出来上がりですっ!」
P「おぉ……」
響子「明日の夜からはきちんとしたものを作りたいから、器具の場所を教えて下さい」
P「あいよ。それじゃ……いただきます」
響子「はいっ、召し上がれっ!」
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