41: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:50:16.16 ID:zm72+V2G0
響子「じゃーん、どうですかっ?」
P「可愛い」
響子「具体的にどうぞっ!」
P「……スカートが可愛い」
響子「……スカートだけですか……?」
P「可愛いスカートが似合ってて響子が凄く可愛いぞ」
響子「えへへー、ありがとうございますっ。あ、でも私ばっかりじゃなくてちゃんとお洋服も見て下さいね!」
可愛いだけを煮詰めた鍋かよ。
そんな訳で試着室前、俺は響子の一人ファッションショーに付き合っていた。
響子「こっちも良いけど……うーん、お兄ちゃんはどっちが良いと思いますか?」
そう言って、ワンピースを二着俺へと差し出す響子。
片方は黄色、もう一方はピンク色のワンピース。
超可愛い系、これを着こなせるのは本当にザ・可愛い女の子だけだろう。
少なくとも俺には似合わない。
P「どっちも良いと思うけど、折角だしもっと大人っぽい服とかに挑戦してみたらどうだ?」
響子「……仕事目線入ってませんか?」
P「……あー悪い。つい、な……」
響子「今私たちは?」
P「プライベートだ」
響子「つまり私たちの関係は?」
P「兄妹だ」
響子「分かっているならよろしいですっ」
ふんすっ、と効果音が出てるくらいお説教中ですみたいな顔をして腰に手を当て胸を逸らす響子。
こういう所はお姉ちゃんっぽくもあり子供っぽくもあるんだよな。
響子「……で、ですよ? お仕事目線とか抜きにして……お兄ちゃんは大人っぽい服の方が好きだったり……する?」
目を逸らして、少し唇を尖らせて。
チラチラとこっちの様子を伺ってくる。
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