13: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2020/02/05(水) 17:34:27.09 ID:zm72+V2G0
美穂「わたしもPさんのお家に泊まりたい!!」
P「ダメに決まってるだろ」
美穂「じゃあわたしも妹ですっ!!!!」
P「何がじゃあなんだ?」
美穂「なんでもですっ!!!!!!」
P「……そう」
響子「あ、あはは……」
隣では響子が困った様に目の前の惨状から目を逸らしていた。
P「えっとだな美穂。これは響子の演技の練習なんだよ」
美穂「聞きましょう」
P「今回響子に来たのが、主演の男性と二人暮らしをする妹役って仕事でな」
美穂「ふむ」
P「だが響子は長女だ、妹の気持ちと言われてもピンとこないらしい」
美穂「ふむふむ」
頷く美穂と響子が可愛らしい。
P「やるなら完璧に演じたい」
美穂「ふむふむふむ」
P「P.C.Sでは最年少だけど他二人がアレで妹の気分にはあまりならない」
美穂「ふむふ……むむ?」
P「そんな訳で、俺の家で練習する事になったんだ」
美穂「……あれ? もしかしてわたしお姉ちゃんっぽくなかった?」
お姉ちゃんっぽく振る舞っていた事が果たしてあったのだろうか。
本人はそれを疑いようも無い事実だと認識している様だが、甚だ疑問である。
響子「あ、あのほら! 二人は兄じゃなくて姉じゃないですかっ!」
美穂「そっか! ですよねっ!」
P「あぁ、美穂は実にお姉ちゃんだ」
美穂「はい! 小日向美穂お姉ちゃんですっ!」
響子「いよっ、熊本のお姉ちゃんっ!」
美穂「いぇーいっ!」
P「ま、そんな訳だ」
美穂「なら仕方ないですねっ!!」
仕方ないんだ。
なら良いや、面倒な手間が省けるし。
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