【禁書安価】垣根「はじめましてだな、一方通行」一方「誰だオマエ…?」
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93: ◆ocnT.96ZZU[saga]
2020/02/06(木) 23:03:49.23 ID:+OTeFIyt0

御坂妹「もうやめてください!……彼は腕がもう使えません。……戦え……ないですよ」

一方通行「バカが。右腕があればまだ戦えンだろ。足だって凶器だぞ? もっとも片腕と片足とりゃ何もできねェかもしれねェがなァ……ハッハ」

御坂妹「そんな……私が巻き込んだばっかりに……」

 御坂妹には最早どうすることも出来なかった。身体もろくに動かせない。大切な友人を守ることができない自分の無力さと巻き込んでしまったことを恨むばかりだった。

垣根「ちげぇよ」

御坂妹「え…?」

垣根「何でお前が間違ってるってなるんだよ。間違ってるのはどう見たってコイツじゃねぇか!──ぐっ!」

 そこまで言って、破壊された左腕の影響から垣根は地面に倒れた。膝をつくことすらできない、それほど出血とダメージは大きいものであったのだ。

一方通行「御大層に語っても、力がないってのは酷だなァ……力は正義だ。オマエは今日消えちまうし、クローンも消えちまう。テメェの信条が生きてるのは、今日という日だけだ…」

 一方通行は苦痛に顔を歪める垣根を見て満足したのか、殺すつもりで垣根に手を伸ばした。

 垣根(クソッ……万事休す、か……)

 結局、御坂妹を救うことは出来なかった。俺みたいな中途半端なやつには何も出来ないってことか? コイツを倒す力が俺にはあまりにもない。そう垣根は叫びたくなるほどの気持ちで一方通行を睨んだ。

 だが、お互いの動きは止まることになる。

「おい……垣根から離れろ!!」

 また一人の少年の声が操車場に響く。



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