スタンガン娘「観念しなさい!」テロリスト「ま、待て! 私は君を助けに……!」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:36:24.06 ID:wSMTfuWsO
「いい? 私はね、秀でた才覚に恵まれなくて、何かしらの職種の適正すらなかったの」

これは紛れもない事実である。
だからこそ、期末テストで落ちた。
同時に生きる資格を失ったのだ。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:38:45.75 ID:wSMTfuWsO
「いま帰ったよ」
「……おかえり」

人権団体に引き取られてひと月が経った。
私の暮らしは施設の頃とあまり変わらず。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:40:11.76 ID:wSMTfuWsO
「何が観たい?」
「なんでもいい」
「君はそればっかりだな……」

夜寝る前に、一緒に映画を観る。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:41:47.27 ID:wSMTfuWsO
「今日は何を観る?」
「今日はいいわ」
「映画、観ないのかい?」

しばらくそんな生活を続けて、ふと思った。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:43:34.39 ID:wSMTfuWsO
「お願い。やって」
「い、嫌だよ! 危ないじゃないか!?」
「大丈夫。あくまで護身用だから平気よ」

デモンストレーションとばかりにバチバチと紫電を迸らせると、青ざめてガタガタと震えた。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:46:19.23 ID:wSMTfuWsO
「う、う……っ」
「あ、気がついたかい? 良かった……」

目を開くと、私は膝枕をされていた。
ほっとしたような保護者の顔が愛しくて。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:47:59.60 ID:wSMTfuWsO
「なんでも言って。なんでもやるわ」

そんなやる気満々な私に、言いづらそうに。

「私にも、その……スタンガンを……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:49:23.34 ID:wSMTfuWsO
「じゃ、いくわよ」
「ま、待って!」
「なによ。今更怖気づいたの?」

さっさと済ませようとスタンガンを構えると、予想だにしないこんな注文が舞い込んできた。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:50:53.10 ID:wSMTfuWsO
「今度こそ、いくわよ」
「うん……きて」

唇を押し当てる。柔らかくて、気持ちいい。
同時にふとももの内側にスタンガンを押し当てて、放電開始。驚いたらしく、唇を噛まれた。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:52:14.45 ID:wSMTfuWsO
「昨夜はすまなかった」

翌朝、目覚めた保護者の謝罪は聞こえなかったことにして、私はにっこり笑ってこう言った。

「今日は私の番だから」
以下略 AAS



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