スタンガン娘「観念しなさい!」テロリスト「ま、待て! 私は君を助けに……!」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:43:34.39 ID:wSMTfuWsO
「お願い。やって」
「い、嫌だよ! 危ないじゃないか!?」
「大丈夫。あくまで護身用だから平気よ」

デモンストレーションとばかりにバチバチと紫電を迸らせると、青ざめてガタガタと震えた。

「ぜ、絶対痛いからやめたほうがいいよっ!」
「そんなに痛かった? 本当にごめんなさい」
「いや、痛かったけど! 終わった話だから!」
「私の中では終わってないのよ。なにもかも」

どうにか気持ちを伝えようとじっと見つめる。
黒い瞳が揺れて、戸惑いが伝わってくる。
なんだか可哀想になってきた。気の毒だ。
この人を追い詰めるつもりはない。仕方ない。

「もういい。わかった。自分でやる」
「ふぇっ!? どうしてそうなるのさっ!?」
「こうでもしないと気が済まないの!」
「わあっ! 待って! ちょっと待って!?」
「離してっ!」
「ちょっと! 危ないから暴れないで! あっ」

ペロンと腹部を露出して電極を押し当てると人権団体の保護者が止めに入り、押し合いへし合いの末に、カチリとスイッチが入ってしまい。

バチバチバチバチバチバチバチバチッ!

「んきゃあっ!?」
「ああっ! どうやって止めれば……」
「んきゅっ!? あうっ! あっ……」

スタンガンを受けた私は失禁して気絶した。


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