スタンガン娘「観念しなさい!」テロリスト「ま、待て! 私は君を助けに……!」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:32:12.33 ID:wSMTfuWsO
「観念しなさい!」
「ま、待て! 私は君を助けに……!」
「問答無用!」
バチバチバチバチバチバチバチバチッ!
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:34:05.47 ID:wSMTfuWsO
「いいか、目隠しを外すぞ。噛みつくなよ?」
「ひとを犬扱いしないで」
そんな心外な前置きをされて拘束された私は目隠しを外されて、部屋の明るさに目を顰めた。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:36:24.06 ID:wSMTfuWsO
「いい? 私はね、秀でた才覚に恵まれなくて、何かしらの職種の適正すらなかったの」
これは紛れもない事実である。
だからこそ、期末テストで落ちた。
同時に生きる資格を失ったのだ。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:38:45.75 ID:wSMTfuWsO
「いま帰ったよ」
「……おかえり」
人権団体に引き取られてひと月が経った。
私の暮らしは施設の頃とあまり変わらず。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:40:11.76 ID:wSMTfuWsO
「何が観たい?」
「なんでもいい」
「君はそればっかりだな……」
夜寝る前に、一緒に映画を観る。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:41:47.27 ID:wSMTfuWsO
「今日は何を観る?」
「今日はいいわ」
「映画、観ないのかい?」
しばらくそんな生活を続けて、ふと思った。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:43:34.39 ID:wSMTfuWsO
「お願い。やって」
「い、嫌だよ! 危ないじゃないか!?」
「大丈夫。あくまで護身用だから平気よ」
デモンストレーションとばかりにバチバチと紫電を迸らせると、青ざめてガタガタと震えた。
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:46:19.23 ID:wSMTfuWsO
「う、う……っ」
「あ、気がついたかい? 良かった……」
目を開くと、私は膝枕をされていた。
ほっとしたような保護者の顔が愛しくて。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:47:59.60 ID:wSMTfuWsO
「なんでも言って。なんでもやるわ」
そんなやる気満々な私に、言いづらそうに。
「私にも、その……スタンガンを……」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/01/28(火) 22:49:23.34 ID:wSMTfuWsO
「じゃ、いくわよ」
「ま、待って!」
「なによ。今更怖気づいたの?」
さっさと済ませようとスタンガンを構えると、予想だにしないこんな注文が舞い込んできた。
以下略
AAS
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